それから少しして忍達がやってきた。


忍達は女の子らしく可愛らしい水着を着て、薄化粧をしてきたように見えた。


ただ、何故か月読だけが新しい水着ではなく、スクール水着を着ていた。サイズから見て双子のお古なのだろう。

元々猫の月読にとっては何でもいいのかもしれないが、猫耳にスクール水着のセットはコスプレのようにしか見えなかった。


「お待たせお兄ちゃん!彩音の水着どう?セクシーかしらぁん?うふふ。」


彩音がウインクをしながら、少しポーズを作って透に聞いた。

…正直言って忍と彩音は美少女だと誰もが思うだろう。
いつも一緒に居る透だったが、普段見慣れない水着姿だとドキドキして正視出来なかった。