そんなやりとりを見ていて彩音が透に質問した。

「しーちゃん今ご飯作ってる?」


「まだだけど、どうかした?」


「そっか、じゃあお風呂先に入ろう!汗かいたからサッパリしてご飯にしよう。」


彩音はそう言うとソファーから立ち上がって透の手を引いた。


「え!?あ…、ちょっと待って…!」


グイグイと引っ張られて行く透を見て、月読と幹矢が楽しそうに笑った。

「いいなぁ〜彩音ちゃんとお風呂なんて羨ましいよ。なっはっは!」


「いや、彩音!あのな!違うんだ!」


必死に断ろうとする透を無視して彩音は風呂場へと引っ張っていった。