「おっそっーいいつまで待たせるのよ!!」
沙綺が辿り着いて開口一番に聞いたのはそんなセリフだった。
いきなりパンチが飛んで来ない分、まだギリギリセーフだったのだろう。
沙綺は申し訳なさそうに頭をかきながら皆に遅くなったと謝罪した。
「ほっほっほ、よいよい。こちらも色々話す時間があったからのぅ…、して?何か掴めたかな?」
お茶をすすりながらニコニコと聞いた元に向かって、沙綺は苦笑いのまま首を横に振った。
「役に立ちそうな事は何も…。」
その言葉に、無駄な時間を過ごしたと感じた忍は少しムッとした顔になった。
「何よ!人を待たせてるんだから何か掴んで来てよね!!これじゃ時間の無駄じゃない。」
忍が不満を漏らしたその時、透と彩音が居間に姿を現した。
その姿を見た瞬間、元が目を見開いた!
「その装束は…破魔の装束ではないか!」
驚く元に月読が不思議そうに尋ねた。
「何だ?知っておるのか?蔵に長いこと保存してあったから彩音と忍にやったんだが…。」
そう言って幹矢に目で伺いをたてた月読。
幹矢は微笑んで頷いた。
沙綺が辿り着いて開口一番に聞いたのはそんなセリフだった。
いきなりパンチが飛んで来ない分、まだギリギリセーフだったのだろう。
沙綺は申し訳なさそうに頭をかきながら皆に遅くなったと謝罪した。
「ほっほっほ、よいよい。こちらも色々話す時間があったからのぅ…、して?何か掴めたかな?」
お茶をすすりながらニコニコと聞いた元に向かって、沙綺は苦笑いのまま首を横に振った。
「役に立ちそうな事は何も…。」
その言葉に、無駄な時間を過ごしたと感じた忍は少しムッとした顔になった。
「何よ!人を待たせてるんだから何か掴んで来てよね!!これじゃ時間の無駄じゃない。」
忍が不満を漏らしたその時、透と彩音が居間に姿を現した。
その姿を見た瞬間、元が目を見開いた!
「その装束は…破魔の装束ではないか!」
驚く元に月読が不思議そうに尋ねた。
「何だ?知っておるのか?蔵に長いこと保存してあったから彩音と忍にやったんだが…。」
そう言って幹矢に目で伺いをたてた月読。
幹矢は微笑んで頷いた。