そんな二人の様子を見て冷たい眼差しの月読が幹矢に言った。


「…お前は昔から都合が悪くなると笑う癖があるな…。」

月読が幹矢に顔を近づけるのを見た一同は、幹矢の対応に注目した。


「あは、あはは!君達にまで隠すつもりはなかったんだけどね!
ちょっと酒呑童子に力を借りて、治したというか治してもらったというか…。」


両手をバタつかせて後ろに下がっていく幹矢に向かって月読は溜息を吐いた。


「はぁ〜、逃げんでもよいわ。どうせ面倒だから話したく無いだけだろう?」


「あら、よくご存知で…。」


「誰がお前のオシメを替えてたと思うんだ?言わなくとも解るわ。」


月読の発言を聞いた幹矢は、彼女を肩に担いで透達から離れると顔を真っ赤にした。


「そんな事言う必要無いだろ!?恥ずかしいから止めてくれ!」