「どうした?ランチ行かなかったのか?」


椎名さんが覗き込もうと顔を近付けてきた


「おい?何泣いてんだ?」


「いえ…大丈夫…です…」


「大丈夫って…」


「あ…これ…どうぞ」


私はコンビニで買ったモノを差し出した


「これって…」


私は泣きながら椎名さんに言った


「今日…っ…お弁当…ない…っ…から…買って…来ま…した」


「お前…俺のことなんて考えなくてもいいんだぞ?」


椎名さんは優しい声で私の頭を撫でてくれる