稲木さんと友達になって数分。

早速話が盛り上がっていた。

「ねえ、麻耶って呼んでいい?
私のことも、璃子でいいから。」

私は人をさん付けで
呼んだりするのが
少し苦手だったのだ。
今まで呼んでいたけどね。

「うん、わかった~♪
よろしくね、璃子。」

いきなり言ったにも関わらず、
快く承諾してくれた。

「よろしく、麻耶!」

麻耶と私はそれから
時間がある限り
たくさんのことを話した。

そしたら何故か私と麻耶は
とても息が合っていて
私の中で麻耶はもう
立派な親友になっていた。