バイトが終わってから
翔に電話をかけた。
『終わったよ。どこにいるの?』
『池袋で飲んでる』
『はぁ??あたし明日学校だよ』
『いいから来いよ』
『1時間もかけて?』
『そーだよ。5分じゃこれねーだろ?』
『あきれた~。あたし補導されるの嫌だよ』
『されねぇよ。いいから来い』
『…わかった(怒』
強引な奴。
切符を買って
ホームに走って
ギリギリ電車に乗った。
途中、居眠りをしてしまって
気づいたら池袋。
翔にメールを入れて
場所を聞く。
近くの居酒屋だ。
まったく
高校生を判別できなくて
経営しちゃってる居酒屋なんて
潰れてしまえ!と思った。
5分くらいで着いて
店に入る。
駆け寄ってくる店員サンに
15番のテーブルですと告げると
案内してくれた。
一番奥の座敷。
乱雑にならんだサンダルをなおして
部屋のふすまを開けると
すでにできあがってる翔たちが
各々いらっしゃ~いと声をかける。
バンド関係の人間だ。
ざっと10人くらい。
翔にこっちこいと隣に座らされた。
あとひとりは?
と誰かが聞く。
もうひとり来るのか~なんて
呑気なことを思っていると
ベースをしょった男の子が
靴を直してこちらを向いた。
類だった。
翔に電話をかけた。
『終わったよ。どこにいるの?』
『池袋で飲んでる』
『はぁ??あたし明日学校だよ』
『いいから来いよ』
『1時間もかけて?』
『そーだよ。5分じゃこれねーだろ?』
『あきれた~。あたし補導されるの嫌だよ』
『されねぇよ。いいから来い』
『…わかった(怒』
強引な奴。
切符を買って
ホームに走って
ギリギリ電車に乗った。
途中、居眠りをしてしまって
気づいたら池袋。
翔にメールを入れて
場所を聞く。
近くの居酒屋だ。
まったく
高校生を判別できなくて
経営しちゃってる居酒屋なんて
潰れてしまえ!と思った。
5分くらいで着いて
店に入る。
駆け寄ってくる店員サンに
15番のテーブルですと告げると
案内してくれた。
一番奥の座敷。
乱雑にならんだサンダルをなおして
部屋のふすまを開けると
すでにできあがってる翔たちが
各々いらっしゃ~いと声をかける。
バンド関係の人間だ。
ざっと10人くらい。
翔にこっちこいと隣に座らされた。
あとひとりは?
と誰かが聞く。
もうひとり来るのか~なんて
呑気なことを思っていると
ベースをしょった男の子が
靴を直してこちらを向いた。
類だった。