長い長い、キス。角度を変えて何度もされる。頭が真っ白になり、唐沢くんと鈴華さんが居るのさえも、もう忘れてしまっていた。



「はぁ……アラタくん?」



「愛してるから、俺と付き合って下さい!」



いつの間にか私は、頭がほわっとして頷いていた。
何も考えられないで居た。アラタくんの事しか今の私には頭に入って来なかった。