思い出そうとすればするほど頭がズキズキする


あたしはその日キオクソウシツだと診断された。

「さぁとぉうくんッ」

「姫莉…!どうしたの?」

「あたし、記憶喪失なんだってごめんね?」

「早く思い出せよ。」

ニコリと笑う佐藤くんにドキッとした。