ポロッ




『お、オイ………
 柏木………』


「え?何?
      !!」


私に気付いてた人が
柏木に私を気づかせた。


山谷さんは冷や汗を
かきながら教室を去った




「水野!違うんだ!」


柏木がかけよってくる。



…………何が違うのよ…



私は柏木を睨み付けた。




バシッ


そして思いっきり
柏木をしばいた。



「………………最低
 私はからかわれて
 たんだね。」


「違う……ッ!」


「何が違うのよ!!
 …………私で遊ぶの
 楽しかった?」


「…………水野……ッ」



私は柏木を無視して

友達に席を変えてもらった。


柏木はもう話しかけてこない。



馬鹿みたい…………


私遊ばれてたんだ………


好きなフリして
私の反応見て楽しんでたんだ。





柏木ひどいよ……

こんなに好きにさせておいて…