「そういう人のこと
 よく見てる優しい
 水野のことを、俺、
 好きになったんだ!
 あの日ケガしてた所も
 指先で、普通の人達は
 気付かない所だった!」



―――――――…………

ポロッ


「!?」


ポロポロ…

「水野?!」


「…私、初めてだ…。」

「え!?」

「知り合いの前で
 嬉し泣きするの。」

「………!」


ガシッ

私は柏木の背中に
抱きついた。


「…柏木、ありがとね」


「……お、おぅ///」



私多分柏木に恋してる…

だって、こんな気持ち
初めてなんだもん……




柏木の広い背中を
離したくない。