「ほら、もうすぐ着くぞ!」



私達の右手には海が見えてきた。



「ねぇ!隼人!海だよ!!」



「ふふっ、わかってるって。」



「そうだよね。ごめん。」



「いいよ。そんなに喜んでくれて来た甲斐があったよ。」



「えへへっ。」






「乗り物も乗りたいけど、海にも行こうね。」



「そうだな。」



そう言って私達は車から降りた。