「あれ?
返事はなしですか?
風羽ちゃん」




伊織くんは
優しく私を抱きしめた



返事



だけど…………



「う゛………うん……
うぅ……嬉し…うぅっ………
うれじい……………」


涙が止まらない私は


最高にかっこ悪い返事をして




「とりあえず、家に入りますか
風羽ちゃん」




伊織くんに優しく肩を抱かれ




今夜からは伊織くんと私の家に




二人で入った