でも実際デートに来た女の子は どこか不安そうに 哀しそうに 今、考えたら当たり前で 大切な妹を亡くしたばかりの 風羽ちゃん 君だったから オレは その どこか頼りない瞳が 自分の過去を影を 許してくれる気がして この子なら この子となら この渇きも 和らぐと思った そうだ オレは風羽ちゃんを好きだったわけじゃない ただ自分の痛みを和らげたくて そばに おきたいと思った