講義室や食堂、寮まで見て私はクタクタだった。 「侑夏…ちょっと休憩……死ぬ。」 「だめだなぁ、美菜は~!」 「だって………足首痛いんだもん」 スカートにパンプスというなんとも痛い格好で来たことに苛立った。 「あっ!!……ヤバい……」 「何が?電車の時間大丈夫?」 「そんなことより…ホラ……超かっこいい」 侑夏の目はキラキラ輝いていた。