バフっ

「はぁっ、まだ五時かぁ…ちょっと寝よっかなぁ。」

ベッドに倒れ込んでみると、ふとよみがえる記憶。


『瀬川さんってさ、布団派、ベッド派?』

『んー、ベッドにバフッがいい♪』

『あー、分かる(笑)』


―席が隣だったときに陽介とした何気ない会話。

そんな些細な会話さえも忘れることのできない。

私、大丈夫なのかな。

~♪

―!?!?!?

急に鳴り出す着信音に私はベッドから飛び降りた。