わざとじゃないことはちゃんと分かってるから許してあげたんだ。

このときの男子っていうのが陽介。

それから数日、気付いたらケースの中の名前は消えていた。

それと同じ頃かな…

席替えをした。

隣になったのは陽介。

最初はあれかして、これかしてって少し面倒くさかったんだけど、いつの間にか私の日記帳には陽介の名前ばかり書かれていて…

"好き"

この感情が生まれ出してきたんだ。

もう初恋は終わった。