「お~い、長いじゃん!誰との電話だよ」

「電話じゃないし」

「じゃあメール?誰とだよ」

こいつら、どうでもいい事ばっかり聞いてくる・・・。

「え・・・えっと、ほらアレだよ!俊だよ!俊」

とっさに弟の名前を使った。

「なんだ、俊かよ~。変な期待させんなよ」

「あ!悪いけど俺、昼から抜けるから。なお・・・えっと家の用事あるからさ」

「あ~良いけどさ、お前・・・なんか焦ってねぇ?」

3人に同じ事を聞かれた。

「いや全然」


でも俺は冷静になって答えて、やっとうまくごまかした。

「ふーん、なら良いけど^^」

涼介が言う。

「なぁ、なら俺たちも帰ろっか」

彼多が言ったのでみんな帰ることになった。