「ねぇ、3人ともっ^^これ知ってる?」

麗華の持っていたチラシは今年から開催されることになった再来週の日曜日にある春祭りだった。

結構盛大に行われるらしい。

「こんなのあるの??知らなかった!ありがと麗華^^」

「ううん、尚は誰かといくの?」

「うん、尚といけたらいいなぁ↑↑なんて///」

「楽しまなきゃだね☆」


そう言えば、もうすぐ5時間目だ。

「ねえ、次美術じゃない?美術室行かなきゃ!」

「うん、そうだね」


軽く返事をしながら昼休みが始まってすぐどこかへ行ってしまった尚の姿を探していた。

そんなあたしに気付いたのか、薫が

「今尚くんのこと探してたでしょ?」って言ってきた。

「え、何でわかるの?」

「あのさぁ~前から思ってたんだけどね、尚って尚くんを見るときって何かオーラが違うんだよね~★」

「ん~^^やっぱ薫鋭いね」

「当たり前!小さい時からずっと一緒なんだから。尚と泉は姉妹みたいに思ってるくらいだよ」

薫とすっかり話しこんでいると廊下で待ってる泉に呼ばれた。

あたしたちは急いで泉と麗華のとこへ行った。

ここの学校には遠くに家がある人のためにホテル並みに豪華な生徒寮がある。

教室だってとても清潔で、広い。

それで、教室がある棟から200mくらい離れた所にある棟、そこに教科ごとの教室がある。