「あ〜あ 終わっちゃったあ」 そう言いながら私は、心友である香代と中学校をあとにした --------------------- 「なんか結局なんもなかったね」 「んとよな〜」 何もなかった 何もないまま中学校を卒業した 中学校に入学したての頃は 毎日が楽しくて学校がだいすきだった 皆といる一時がだいすきだった だけど 何かが違った