「…もしもし」


『香織!!ヒカルから聞いたわよ!』


香織は母親の大きな声で耳を少し離し眉間にシワを寄せた


それから嵐のように母親は喋り、香織は頷くしかなかった


『代わりなさい』
と声が聞こえ


『香織』
低い声で話す父親に代わった