廊下を少し歩いて
一つの扉の前に隆吾は止まった


「啓吾、一部屋で良いのか?」


「ああ、大丈夫だ」

「中は全て揃っているから使ってくれ。じゃあおやすみ」


「ありがとう、おやすみ」


啓吾が挨拶したら横で香織が小さな声でおやすみなさいと言った


隆吾はクスッと笑いながら香織の頭をポンと撫でて元の部屋に戻った