あの人あたしのこと助けてくれたのかな?





あたしの勘違いだったとしても嬉しかった。





あたしのことちゃんと見てくれる人がいたんだ。





あっという間にその人と悟サンは戻ってきた。





「ゴメンねぇ~


コイツ新一(しんいち)俺らと同い年。」





へぇ~





新一サンって言うんだ。





「ほら、あいさつくらいしろよ!!」





そう言って悟サンは新一サンの背中を叩いた。





「あぁ!!


瑠璃チャンだっけ?


君カワイイんだから早く帰ったほうがいいよ。」