「瑠璃チャンってカワイイねッ!!


高校生には見えないよ。」





男はいつも同じセリフを言われる。






だからあたしもいつも同じ笑顔とセリフで返す。





「そんなことないですよ?


全然可愛くなんてないですし。」





「ねぇ。瑠璃チャン俺と付き合ってくんない?」





ウザイなぁ~






「ゴメンなさい。」






「そんな即答しないで・・・


少しずつ仲良くなっていこうよ。」





隣の男はそっとあたしの手を握る。