「吸血鬼ノSatanナノデ貧血になっちゃう方も居るんデスヨ〜」
長い袖をふらふら揺らしながら言った
「ほほう、つまり鉄分大量に採っておけと?」
ストがなんか怖い顔で言った
「ええ、そうデスヨ〜」
メルトがそう言ったあと、何かでかい缶詰をマリーナ達に一個づつ渡した
「何ですかこれ・・・、緑の草?」
「はむ・・・、結構美味しい・・・」
「キャベツに似てるな・・・」
「ああ、菜っ葉ですね」
「菜っ葉?」
三人が揃って言った
「野菜の仲間ですよ」
卜彡が冷たい表情で言った
「さテ、そろそろ行っテ貰いマスヨ〜」
メルトがそう言うとマリーナ達は外に出て馬車に乗りヴィルバルの町へ向かいました。