ヴィルバルの町




一人のSatanが夜な夜な




人の血を狙う










「と言うわけデ三人ニハヴィルバルニ行ってホシインデス☆」

メルトは勿論にこにこしながら言う


「あ、あの、メルト・・・」


「ン、何デスカー?」



「あの・・・その・・・、・・・」



マリーナはもじもじしながらぼそぼそ言う




「もしかしテ吸血鬼的ナ奴苦手ナンデスカ〜?」

メルトがけらけら笑いながら言った



「〜〜〜〜〜〜〜っ」

マリーナは苦々しい顔をする



「心配いりませんヨ、これカラ三人ニハ・・・、用心棒ヲつけマスカラネ〜」


「用心棒?」

三人は声を揃えて言った



「ア〜、入ってキナサイ」


メルトがそう言うと


頭のてっぺん近くに結んだ髪が揺れる侍風の少年が入って来た



「曙埜黴蠱 卜彡です、どうぞ吉名に・・・」


卜彡がお辞儀をすると三人は声を揃えて言いました。



「曙埜黴蠱 トミ君?(笑)」


三人がそう言うと


「曙埜黴蠱 卜彡です!卜・彡!それにあっしは女です!」

卜彡は必死に叫んだ


「ああ!トミじゃなくて卜彡ですね!?」

三人がニヤニヤしながら言った



「はい・・・、曙埜黴蠱 卜・彡、卜彡です」



「ハイハイ、ぼっさんの紹介ハ終わりマショウネ〜」


メルトがニヤニヤしながら言うと




「メルト殿・・・、その呼び方は・・・」

「いやぁ〜、卜彡だと何カあれナノデぼっさんで」

「ぼっさんだけはやめてください。」

卜彡がまた必死に言った











「サテと、ぼっさん弄りモここまでにシテト・・・、今回のSatanは少々厄介ナンデス」


「どのように厄介で?」