「に、偽物?」


「そんなわけないでしょう?Satanだけを切ったんです」

またニコニコしながら言う


「あ…、ぐぁあぁあ!」


男は軽く悲鳴を上げたあと地面に倒れた

「さて、この任務は完了ですね」

マリーナはそう言うとその場を去った









DESUTA本部




「ただ今戻りました、マリーナ=ローズです」

マリーナは指令室の扉を開けながら言う


「アラ、まーちゃんデスカァ〜、おかえりナサイ」

指令室中央に置いてあるテーブルから声が聞こえる


「メルトさん?居るんですか?」

マリーナはあたりをキョロキョロする


「いますヨッ!あぁ、あともう少し身長がアレバ…」

メルトと呼ばれる男は長い袖をテーブルにぱふぱふ叩きつけながらぶつぶつ言う

彼は年齢のくせに低身長で童顔な上に髪もぴよぴよ跳ねている、そしてかなりぶかぶかな服を着ている為子供に間違われやすい




「海苔ばっか食べてるからですよ…、そういえばリムとストはどちらに?」



「任務中デスガもうすぐ帰ってキマスヨ~」





するとドアが開いて二人の少女が来た


「ただいま・・・任務・・・できた・・・」

一人の少女は恐らくリムという少女だった、水色の帽子や服を着ている

「はぁ、あれは簡単すぎるぜ・・・」

もう一人の少女はストという、七分丈の袖とズボンを着ている


「おかえりなさい」

マリーナはボソッと言う


「さテ、全員揃った所デ早速デスガ任務をお願いシマス」

メルトがにこにこ笑いながら言う

「はい」

三人が声を合わせて言う