もう二回戦が始まってから30分が経った











両者は一本も動かない







「リム・・・」

「ぬ・・・」

「何処からでも来なさい」

「はい・・・」


二人はやっと喋った



「リム・・・参る・・・」

そう言うとリムはシュンッと消えてマリーナの後ろに現れた





「後ろ・・・取ったら楽・・・」


「ええ、首、はねれますもんね」

マリーナはにこっと笑って言った



「しかしね・・・、後ろ取りは鎌で下が見えない・・・」


「!」


リムには鎌が邪魔で見えなかったがたしかに心臓付近にナイフが構えていた




「こんなので殺される事はあるんです」



「まさか・・・わざと」


するとマリーナがReverseでリムの鎌を弾く



「くっ・・・、流石我リーダー・・・」


「フフ・・・、これでも手加減していますよ」


マリーナがにこにこ笑う



そして観客席では

「(リム・・・、なんとしてもマリーナにぎゃふんと言わせろおぉお!)」


ストが天に祈っていた



「さて、リムの攻撃力は837、私は974・・・」


「100くらいなら・・・大丈夫・・・」


両者は後ずさる



「ねえリム」

マリーナがボソッと言う

「何・・・」


「何かもうこれ・・・」


「・・・」


「ただの訓練になってませんか?」

そのあとマリーナは大爆笑した


「・・・」

リムも軽く微笑んだ