「事件?」
「ええ、あの頃の事件は今でも良く覚えていますよ・・・」
ネクストは零れてくる涙を拭きながら言う
「あれは我が不老薬を作っていた時、自分は飲んでも変わりないので人間に飲ませたかったのじゃ、そして」
マリーナ達はまさか、と思った
「ネッ君に飲ませてしまったのじゃ☆」
「(やっぱりか)そしてどうなったんです?」
「いやー、まさか効くとは思わなくての、それからネッ君は11歳の体で生き続ける事になってしまたんじゃ・・・」
「ええ、ええ・・・ボクもまさか効くは思いませんでしたよ・・・ぐすっ」
ネクストはぼろぼろ泣いていた
「それからじゃのう・・ネッ君に嫌われるようになったのは・・・」
奇怪の魔女は少し泣きながら言った
「そしてそのあとメルトというネッ君のもう一つの人格ができてしまたんじゃ、それからはネッ君はもうメッ君ばかりを出しおって・・・」
「しょうがないでしょう・・・メルトさん明るく元気な方なんですから・・」
ネクストはまた涙を拭きながら言う
「さて・・・、これで話は済んだかのう・・」
そういうと奇怪の魔女はお茶を啜った
「そして貴様らが我に聞きたい事は何じゃ?」
「シオンの事です・・・」
マリーナが言った
「シオン・・・、懐かしいのう・・・、シオンは昔我の魔法使い友達じゃ、それが何時しか怪しい黒魔法ばかり使うようになっての・・・そしてあいつはSatanNo.000001になり他多くのSatanを生みだしていったのじゃ・・・、今ではSatanだらけの国もある・・・」
「・・・」
三人は黙った
「そしてあいつは今何処で何をして住んでいるのかが不明になった、恐らく月への向こうへ行ったのじゃろう」
「月への向こう?」
三人は声をそろえて言う
「ああ、月への向こうは3年に一度起こる赤月食の時行けるのじゃ、しかしの行く時は大変危険なのじゃ、一歩間違えば次元のはざまに飲まれ永遠に別次元をさ迷う事になる・・・そして月への向こうの正式名はルナティック・・・」
「そんな場所があったんですね」
マリーナが言った