しばらくしてオームの気配がなくなった。

「よし、隠れ家へ行こう」

京子達は空き地の土管の中へと案内された。

土管の中に秘密の扉があり、中には妙にハイテクな基地があった。
パソコンにはエクセルが搭載されている。神谷君は一体何者?


京子はコンピュータにはめっぽうウトかった。きっと神谷は
秘密の工作員なのだと思いあえて聞かなかった。



「現在オームの被害にあっている地域を割り出そう」

神谷はパソコンに向かって作業を始めた。

カッコイイ・・・。
京子はモニターに5cm近く近づいて作業する神谷君をじっと見ていた。

すると突然後ろから声が。

「見つけたぞォォォ」

なんとオームが追いついたのだった。

「よいしょおおおおお」

神谷少年のメガネがひかる。
次の瞬間が倒れた。あっけない終わりだった。

強い・・・。少年の不思議な力に京子は驚いた。

「Greate!」

おじさんも驚嘆の声を漏らした。
神谷の不思議な力の正体は・・・?

「ねぇ、神谷君、どうしてあなたはそんなに強いの?」

京子は驚きを隠せない。

「・・・・・・・・・・・実は・・・・オレ・・・・」





・・・・・・ ・ ・  





夜が明ける、寸前、空が明るくなってきていた。

そして、サンプラザが動き始める。