『横溝さんと何かあった?』 『…………』 加奈子はたまきの問いに答えず、溜め息を吐いた。 『横溝さんから連絡は?』 『……………』 加奈子は無言で首を左右に振った。 部屋はテレビもついていないので、とても静かだった。 ただ、ただ、たまきは加奈子が口を開くのを待っていた。