「雅也君、もう帰っちゃうの?」



また香織以外の女と寝てしまった。


今回は、記憶がない。





「また今度ね」



名前も覚えていない相手にキスをして、俺はホテルを出た。





女癖悪いって言われても仕方がない。


俺が女だったら、俺みたいな男、絶対に嫌だ。




家に帰ると、香織はぐっすり眠っていた。


俺は、今夜の浮気を

香織のぎっくり腰のせいだと自分に言い聞かせた。


香織がぎっくり腰で、エッチできないから

俺は仕方なく他の女と……



あぁ、俺って最低。