「どうしても彼女と話がしたい。ここへ明日来るように言ってもらえないか?」



必死に私にお願いするイケメンドクター。


目を見ないようにした。




「何かあれば連絡しますので連絡先教えてください」




私はそう言って、イケメンドクターの連絡先をゲットした。



丁寧に携帯電話とメールアドレスを書く。


眉間に少ししわを寄せ、必死で平常心を保とうとしているよう見えた。




計画通りに進んだ。


これで大丈夫。



香織先輩ごめんなさい。


イケメンドクターさんごめんなさい。