「おつかれー桂、啓吾じゃないんだな」

「私の車、禁煙ですけどタクシーで行きますか?」


「いや、中では吸わないから。それとも助手席には特定の人しか乗せない?」


「ちっ」


ニャッって笑う修夜を睨み付け車を出す

「どうぞオーナー」

車は走り出した