「桂、俺からの命令だ。『啓吾』に伝えて。香織ちゃんの話しがあると」


いつもは柔らかい口調で話す修夜だったが桂は久しぶりに修夜の低い声を聞いた

「わかりました。閉店後駐車場で」


桂は渋々了解した