「触るんじゃねーよ」


聞こえないように言ったつもりが


「桂店長、香織ちゃん移動させるぞ」


修夜が顔だけ後ろに向き笑いながら言った


「っ…ちっ」


「クスクス…さあ、香織ちゃん。来てすぐで悪いけどスタッフ紹介するね」


2人の会話を戸惑いながら聞いていた香織に笑顔を向けながら大きな扉を開いた