「あの…わがまま言っていいですか?」

「言ってごらん」


啓吾は優しく香織の頬を撫でた


「正直言って、両方ともやりたい…です接客も楽しいし、生地から選んでデザインして一つの形にする事も憧れています」

「…」


「でも、一番は…
啓吾さんの片腕になりたい……です」


香織は俯いてしまった