「香澄何故知っている?」

「聞いていたの。

智弘さんとの会話を。

だから太郎は麗子さんと
幸せになって。

私は本当に出て行くから。

私が居れば麗子さんと
結婚できないよ。
私は1人で暮らしていく」

言い終わった瞬間太郎が、
キスをしてきた。

それも大人のキスを。

太郎が全く離さないので
苦しくなって太郎を叩いた。

「俺が好きなのは、
香澄ただ1人。

麗子なんて好きではない。

アイツが勝手に
婚約者のフリをしている。」

太郎は言い終わると私に
大人のキスをしてきた。