思い出そうとしたら、
頭痛がくる。

思い出したくない事が、
沢山あるから、
自分の名前すら覚えていない。

明子さんの
息子の太郎さんがいる。

私がさん付けをすると怒られた。

今まで呼び捨てで
呼んでいたため、
太郎と呼べと言われた。

明子さんのご主人は
建築会社の社長さんで
名前は里中智弘さん。

従業員の人たちも私の事を
見たときビックリしていた。

私は初めて会う人ばかり。
だから私は部屋に閉じこもって
ばかりだ。