2人で楽しく話している時、
ドアが叩く音がして、
私が開けると、
女の人が立っていて、
入ってきた。

「お久しぶりです。」
明子さんに挨拶をしてきた。

私は初めて見る顔で
分からなかった。

「あなたが里中の叔母様が
引き取った子?

貧乏そうな子!!」と
鼻で笑われた気がした。

「麗子さん!!何しに来たの!!」

「明子さん。
私は太郎の婚約者です。
それを太郎が勝手に止めると、
言い出した。

だから父にお願いしたの。
婚約をもう1度させて欲しいと。」

「無理です。

あなたと太郎は結婚させませんし、
婚約なんてした覚えがありません。」

私は何が何だか分からない。