従業員にも挨拶をするし、
夜間の高校に、
通っている奴もいる。

一緒に話をするまでに、
変わってきた。

両親もそんな香澄を見て、
変わってきたのを、
凄く喜んでいた。

今まで男しか、
いなかった家に
天使が舞い降りてきた感じだ。

いずれ俺が、
跡を継いでも
香澄なら母親の代わりを
勤めてくれそうな感じが
最近思うようになった。

俺に対しても、
普通に太郎と
呼ぶようになってきた。

俺は何より嬉しかった。