「香澄ちゃん。
晩御飯出来たよ。」
智弘さんが呼びにきた。

「香澄ちゃん。
太郎の事嫌いか?」

「何でですか?」

「イジワルをするって
家内が言ってたから、
少し気になって。」

「先生イジワルです。」

「今朝。
太郎と呼べっと言っていたのに。
帰ってから先生と言ったら
太郎は怒るぞ。」

「慣れないです。
いきなりですし、
しかも担任ですから。」

「普通にしとけばいいんだ。

太郎は好きな子には、
イジワルする癖があるから。
特に香澄ちゃんには。」

智弘さんに説得されて、
リビングに行った。