太郎はこっちを振り向いた。

そしたら、
自分の頬をつねった。

そして
2度自分の頬をつねった。

私は思わず
笑ってしまいそうになった。

太郎現実だよ。
夢ではないよ。
太郎の傍に帰ってきたよ。

太郎が私に向かって走ってきた

私も太郎に向かって走った。

そしてお互い抱き合った。

「香澄・・・・・・。」

「たろ・・・・・・。」と

お互い涙で
言葉が出てこない。