「だったら先生の家に残る
事が一番の選択だよ。」

「けど祖母が、
私を一刻も早く
太郎の家から出したいの。

私の母と同じ道を
歩ませたくないみたい
だから祖父母家に行くの。」

「じゃあ学校はどうするの?」

「地方に住んでいるので・・・」と
お互いに黙り込んだ。

私は家に帰った。
自分の選択は間違っていないと
言い聞かせていた。