あの太郎が
プロポーズをなしに
しょうって言ってきた。

あの太郎が・・・・・。

やはり私の事が嫌いになった。

体を汚され、
太郎に素直になれない私を
太郎は嫌いになったかも知れない。

部屋に戻った俺はプロポーズを
無しにしようと言ってしまった。

これが後悔してしまう言葉に
なってしまうとはこのときは
分からなかった。

この言葉で香澄が決めてしまうとは
思っても見なかった。