お互いを呼び捨てで
呼ぶことなるとは。
天敵の先生を。

学校に登校する時、
歩いていると、
智子がやってきた。

「香澄。大丈夫だった?」

「うん。
お母さんの知り合いの家に
通うことになったの。」

「良かった。
いじめとかないの?」
智子には言えなかった。

だってその家が
天敵の先生の家で
誰もが怯える家とは
言えない。

「うん。大丈夫だよ。」
と一緒に教室に行った。