「ごめんなさい太郎。

そして香澄さん。
あなたには負けたわ。

いや初めから負けていた
かも知れない。

私は父の権力に頼っていた。

けどあなたは自分の
体だけで立ち向かってきた。

本当はクリスマスの時に
諦めたらよかったのに。

あの時は分からなかった。
私が1番のバカかも知れない。」

麗子が頭を下げて父親と
出て行った。