私の部屋は先生の隣。

仕方がない。
この家で今日から
学校に通うことになる。

学校も歩いて通えるので
ラッキー。

朝起きて行くと、
明子さんが朝食の
用意をしていた。

「おはようございます。」

「おはよう。香澄ちゃん。
よく寝れた?」

「はい。
すみませんお手伝い出来なくって。
明日から手伝います」

「いいのよ。
香澄ちゃん。」

「けど、
申し訳ないので。」

「分かった。
お願いできる?」

「こいつに出来るのか?」

「先生イジワルなこと
言わないで!」

「家でも先生?嫌だよ。」

「じゃあ何て呼べばいいのですか?」

「太郎でいいよ。
俺も香澄って呼ぶから。」