夏も終わる

私はこの不安な気持ちを

もちながら

学校に向かう


「きゃぁぁぁああ!!!

 寝坊したっ!」

「っもー真美は初日から

 寝坊するなんて

 バカな子ね~」

ただ寝坊したわけじゃないもん

寝れなかった

彼がどう思ってるのか

私の本当の気持ちはなんなのか

ずっと考えてた

でも答えはでなかったよ

なに?なんなの?


「あー!真美~~~!!!」

「おぉっ!ゆい~♪」

「あっリーちゃんも♥」

「なんか教室入りずらくない?」

「確かに…」

夏休み中電話しすぎたせいか

やっぱりどことなく

緊張感がある

「でもさーこのまま教室のドアの前

 にいるっていうのもねー」

「行きますかっ!」

「「「おー!!!」」」

「おっはー☆」

「みんな久し振り~♪」

なんか貴彦さんに見られた気もするけど

気づかないふりをした

目を合わせたら

泣いちゃいそうな気がしたから