「湊、俺の事は、『遥』って呼べ。後敬語禁止、分かった?」


「う…ぅん…」



遥、遥、はる…か。



やべぇッ!!恥ずかしいッ!!


紛れもなく恥ずかしい!!



む…無理…!!




「ホラ湊、呼んでみ…?」


遥先輩…じゃなくて!!


は、遥…が、あたしの顎を持ち上げて言ってくる。



あたしの顔のすぐ近くに遥先輩…


じゃなくて!


は、遥の顔。